40代でピンクコーデは痛い?おばさん見え回避とオシャレに見せる正解コーデの法則5選
街中で素敵な色使いの人を見かけると「自分もあんな風に明るい色を着てみたい」と思うこと、ありませんか。
でも、いざ鏡の前で合わせてみると、
「40代でピンクを着るのは痛いと思われないか」
「若作りなおばさんに見えていないか」と不安になって、結局いつもの無難な黒やグレーに戻してしまう。
そんな経験、私達の世代にはあるあるですよね。
実は、年齢を重ねた肌にこそ血色感のある色は必要不可欠なんです。
大切なのは、今の自分に似合う色と正しいコーデのバランスを知ること。
今回は、大人が自信を持って着られるピンクコーデの正解について、一緒に深掘りしていきましょう。
- 40代がピンクを着て失敗する「痛い」原因とNG例
- 黄ぐすみ肌をきれいに見せる「大人ピンク」の色選び
- 手持ちのグレーや黒と合わせるだけの簡単配色テクニック
- 腫れぼったくならない大人のピンクメイク術とコスメ
40代がピンクを着ると痛いと言われる理由
「着たい服」と「似合う服」のギャップに悩み始めるのが40代ですよね。
街中でふと見かけた素敵なピンクのスカート。
手に取ったときは「ときめき」を感じたのに、いざ試着室の鏡の前に立ってみると「あれ?なんか違う……」と違和感を覚える。
そんな経験、一度や二度ではないはずです。
ここでは、なぜ私たち40代がピンクを着ると周囲から「痛い」と思われてしまうのか。
その残酷なまでのメカニズムと、年齢とともに変化する肌質に合わせた正しい色選びの基本について、深掘りしていきましょう。
実は「痛い」という現象は、単に「派手だから」とか「若作りだから」という単純な理由だけで起きるわけではありません。
そこには、色彩心理学的な不協和音と、私たち自身の肌の変化という、抗えない生物学的な理由が複雑に絡み合っているのです。
しかし、裏を返せば「なぜ痛く見えるのか」の論理さえ理解してしまえば、ピンクは決して恐れるべき色ではありません。
むしろ、くすみや疲れが出やすい40代の肌を救ってくれる、最強のパートナーになり得るのです。
若作りなおばさんに見えるNGな色選び
まず、私たちが一番避けたい「痛い認定」=「若作りなおばさん」に見えてしまうケースについて、心を鬼にして解説します。
これは決してピンクという色自体が悪いわけではありません。
全ては「選び方」と「合わせ方」のミスマッチに起因しています。
最大の問題は、「20代の頃と同じ感覚で選んだピンク」を、アップデートせずにそのまま着てしまうことにあります。
例えば、白をたっぷり混ぜたような「パステルピンク(ベビーピンク)」や、青みが強く彩度が高い「ショッキングピンク(フューシャピンク)」。
これらは、ハリがあり、水分量が多く、透明感のある20代の肌には非常に美しく映えます。
若い肌が持つ「発光するようなツヤ」と、鮮やかなピンクが互いに高め合うからです。
しかし、私たち40代の肌はどうでしょうか。
悲しいことですが、加齢とともに肌の水分量は減少し、キメが乱れ、全体的にマットな質感へと変化しています。
そこに、光を強く反射するような鮮やかなピンクや、幼さを象徴するベビーピンクを持ってくるとどうなるか。
服の持つ「若さ・鮮度」と、肌の持つ「成熟・落ち着き」との間に強烈なコントラスト(対比)が生まれてしまうのです。

また、心理的な側面も見逃せません。
「ピンク=少女、可憐、守られる存在」という記号的な意味合いが強いです。
その為、社会的責任を背負い、酸いも甘いも噛み分けた大人の女性が、無防備なピンクを身にまとっている姿は、周囲に「客観性がない人」「現実が見えていない人」という誤ったメッセージを発信してしまうリスクがあります。
「可愛い色」=「自分を可愛く見せてくれる色」ではないという現実。
ここを直視し、「好きな色」を「似合う色」へと変換する技術を身につけることこそが、40代ファッションのスタート地点なのです。
黄ぐすみ肌に似合う大人のピンク色診断
40代になると、どうしても気になってくるのが肌の「黄ぐすみ」です。
若い頃は色白だったはずなのに、なんだか最近、肌が黄色っぽく、茶色っぽく濁ってきた気がする……
と感じている方は多いのではないでしょうか。
この「黄ぐすみ」こそが、大人のピンク選びにおける最重要攻略ポイントになります。
肌が黄色くくすむ主な原因の一つに「糖化」が挙げられます。
これは、体内の余分な糖とタンパク質が結びついて、AGEs(糖化最終生成物)という褐色の物質が作られる現象です。
パンが焼けて焦げ茶色になるのと同じ反応が、私たちの肌内部で起きているのです。
これに加え、紫外線ダメージの蓄積や、血行不良による青暗さも重なります。
(出典:大正製薬『美白対策をしているのに肌がくすむ?黄色いくすみは「糖化」が原因かも』)
この黄色くくすんだ肌に対して、青みの強い「ロイヤルブルー」や「マゼンタピンク」を合わせるとどうなるでしょうか。
色彩理論において、黄色と青は「補色(反対色)」に近い関係にあります。
互いの色を強調し合うため、肌の黄色みがより一層際立ってしまい、結果として「顔色が悪い」「老けて見える」という悲劇を招きます。
結論から言うと、肌の黄色みとケンカしない、温かみのあるピンクを選ぶのが絶対的な正解です。
具体的には、以下のような色が40代の肌には驚くほど馴染みます。

- サーモンピンク
鮭の切り身のような、オレンジがかったピンク。 - コーラルピンク
珊瑚のような、黄みを含んだ温かいピンク。 - ピーチピンク
桃の皮のような、柔らかい黄みピンク。
これらの色は、肌のベースとなっている黄色味と同化(リンク)するため、色だけが浮くことがありません。
むしろ、失われがちな「血色感」を自然に補い、肌をふっくらと柔らかく見せる「レフ板」のような効果を発揮してくれます。
「最近、顔色が冴えないな」「疲れが顔に出ているな」と感じる時こそ、美白ケアに励むと同時に、身につける色を「青み」から「黄み」へとシフトしてみてください。
それだけで、マイナス5歳の肌印象を作ることは十分に可能なのです。
イエベやブルベに合うピンクの選び方
ファッションやメイクに関心のある方なら、「パーソナルカラー診断」を受けたことがあるかもしれません。
よく「私はイエベ(イエローベース)だから」「ブルベ(ブルーベース)だから」という基準で色を選びがちですが、40代の場合はこの理論を基本にしつつも、少し「年齢による補正」を加える必要があります。
なぜなら、加齢によって肌がくすむことで、本来のパーソナルカラーの枠を超えて「似合う色」の範囲が狭まったり、逆に変化したりすることがあるからです。
例えば、本来はクリアな色が似合う「ブルベ冬」タイプの人でも、40代になると鮮やかすぎる色が肌のアラを目立たせてしまい、少し穏やかな色が似合うようになることも珍しくありません。
以下の表を参考に、自分の肌タイプに合わせた「大人のピンク」を見つけてみてください。
| 肌タイプ | 40代におすすめのピンク | 選び方の理由とポイント |
|---|---|---|
| イエローベース (イエベ春・秋) | ・サーモンピンク ・コーラルピンク ・ピーチピンク ・シェルピンク | もともと黄みを含んだ肌をしているため、オレンジ寄りのピンクは失敗知らずの鉄板カラーです。 肌に溶け込み、内側から上気したような自然な血色感をプラスしてくれます。 ※青みの強いローズ系やフューシャピンクは、肌が土気色に見えるため避けたほうが無難です。 |
| ブルーベース (ブルベ夏・冬) | ・くすみローズ ・ラベンダーピンク ・モーブピンク ・パウダーピンク | 本来は青みピンクが得意ですが、40代特有のくすみをカバーするために、鮮やかすぎる色は避け、少しグレーがかった「スモーキーなトーン」を選ぶのがコツです。 ※オレンジ味の強いサーモンピンクなどは、肌が黄色く濁って見えたり、顔が膨張して見えたりするリスクがあります。 |
イエベの方は、とにかく「温かさ」を感じる色を選ぶと失敗しません。
夕焼けのようなオレンジがかったピンクは、イエベ肌の艶やかさを引き立ててくれます。
一方でブルベの方は、「冷たさ」と「柔らかさ」のバランスが重要です。
青みが必要ですが、ビビッドすぎると浮いてしまうので、「ダスティピンク」や「オールドローズ」のように、少しグレーを一滴垂らしたような、落ち着いた色味を選ぶと、非常に上品で知的な印象を作ることができます。
あまり診断結果の「型」にはまりすぎず、自然光の入る明るい場所で鏡を見て、「顔色がパッと明るくなるか」「目の下のクマやほうれい線が目立たなくなるか」を最終的な判断基準にしてください。
パーソナルカラーも年齢とともに少しずつ変化するそうです。
「昔はこの色が似合ったのに」という執着を捨てて、今の自分の肌に聞いてみるのが一番確実ですね。
痛い認定を避けるくすみピンクの魔法
私が徹底的にリサーチし、多くのスタイリストやカラーコーディネーターの意見を統合した結果、「40代にとってこれこそが最強の武器だ」と確信した色があります。
それが「くすみピンク(ダスティピンク)」です。
くすみピンクとは、その名の通り、鮮やかなピンクの彩度を落とし、グレーやベージュのニュアンスを含ませた色のことです。
「枯れたような色」と言うと聞こえが悪いかもしれませんが、この「枯れ感」こそが、成熟した大人の肌に絶妙にマッチするのです。
なぜ、くすみピンクが痛くないのでしょうか。
- 肌のくすみと同調する
私たちの肌自体が、加齢により少しずつ透明感を失い、くすみを帯びてきています。
クリアすぎる色は肌のアラを強調しますが、くすみを含んだ色は肌と調和(リンク)し、アラをぼかしてくれる効果があります。 - 甘さが中和されている
ピンク特有の「甘さ」「幼さ」が、グレーの成分によって大幅に軽減されています。
そのため、フリルやレースといった甘めのデザインや、コートやワイドパンツといった面積の広いアイテムで取り入れても、「頑張ってる感」が出ません。 - ベーシックカラーとの親和性
クローゼットに多い黒、グレー、ネイビー、ベージュといった基本色と、喧嘩せず自然に馴染みます。
いつものコーデに一点投入するだけで、浮くことなくおしゃれ度を引き上げてくれます。
具体的には、「ドライフラワーのような色」をイメージしてみてください。
派手ではないけれど、存在感があり、見る人に安心感を与える色。
それこそが、40代が目指すべき「大人ピンク」の正解です。
「ピンクを着たいけど、どうしても勇気が出ない」
「周りの目が気になってしまう」という方は、まずはこのくすみピンクのニットやストールから挑戦してみることを強くおすすめします。
きっと、「あれ?意外と馴染む!」と驚かれるはずです。
「大人の悩みに効く服」でおなじみのEluraは、40代以上の体型変化や肌色のくすみを徹底的に研究しています。
ここのピンクアイテムは、ただ可愛いだけでなく、私たち世代の肌をきれいに見せる絶妙な「くすみ加減」の色出しが本当に素晴らしいです。
サイズ展開も豊富なので、ぜひ一度チェックしてみてください。
お店で選ぶときは、真っピンクではなく「ちょっとグレーがかったピンク」「ベージュに近いピンク」を探すのがコツ。
これだけで一気におしゃれ上級者の雰囲気を纏えますよ。
ピンクメイクで目が腫れぼったい解決策
ファッションでピンクを取り入れることに成功したら、次はメイクです。
顔そのものに色を乗せるメイクは、印象を大きく左右します。しかし、ここで多くの40代がぶつかる壁があります。
「ピンクのアイシャドウを塗ると、目が腫れぼったく見える」
「泣きはらした後のように見える」という悩みです。
これは、加齢によりまぶたの皮膚がたるみ、かぶさってくる40代にとって非常に切実な問題です。
ピンクは「膨張色」であるため、ただでさえ重くなってきたまぶたを、さらにふっくらと見せてしまうリスクがあるのです。
でも、諦める必要はありません。
プロのヘアメイクさんも実践している解決策があります。
それは「ブラウンを仕込む(アンダーレイヤー)」というテクニックです。

腫れぼったくならない!大人のピンクアイメイク手順
- 土台作り(Contouring)
いきなりピンクを塗りません。まずは、肌馴染みの良いマットなブラウンやベージュのアイシャドウをアイホール全体に薄く広げます。
これにより、まぶたに擬似的な「彫り(陰影)」を作り、引き締まった土台を作ります。 - ピンクのベール(Layering)
ブラウンで作った土台の上から、くすみピンクやサーモンピンクをふんわりと重ねます。
ブラウンが下にあることで、ピンクの発色が肌から浮くのを防ぎ、奥深さ(奥行き)のある落ち着いた色合いに変化します。 - 質感の調整(Texture)
ギラギラとした大粒のラメはシワを目立たせるのでNG。
微細なパールが入ったものか、マットな質感のものを選びましょう。
黒目の上だけに少しだけラメを乗せると、立体感が出ます。 - 最強の引き締め(Framing)
ここが最重要です。まつ毛の際(インライン)を、黒やダークブラウンのアイライナーできっちりと埋め、マスカラでまつ毛を立ち上げます。
ピンクの「柔らかさ・甘さ」に対し、フレーム(枠)を強くすることで、「甘いけれど意思のある、凛とした目元」が完成します。
このように、ピンクを「主役」にするのではなく、ブラウンという「脇役」の力を借りてニュアンスとして楽しむのが、大人のピンクメイクの正解です。
チークやリップも同系色でまとめると、顔全体に統一感が生まれ、多幸感溢れる表情になりますよ。
40代でもピンクが痛いと思われないコーデ術
自分に似合う「色(トーン)」と、顔映りを良くする「メイク」の基本がわかったところで、次はいよいよ実践編です。
実際に手持ちの服とどう合わせれば「痛くない」おしゃれなスタイルが作れるのか。
「ピンクを買ったはいいけど、結局クローゼットで眠っている……」なんてことにならないよう、明日からすぐに使える具体的なコーディネートの方程式と、アイテム選びのコツを伝授します。
ピンクとグレーや黒を合わせる配色講座
ピンクをおしゃれに着こなすための最大の秘訣、それは「ピンクを単体で着ない」ということです。
もちろんワンピースなどで着る場合もありますが、基本的には合わせる色(ベーシックカラー)によって、ピンクの持つ強い甘さを「中和」させることが鉄則です。
ここで絶対に覚えておきたい、失敗知らずの「黄金の配色方程式」を2つご紹介します。
方程式① Pink × Gray = 知的洗練
ピンクと最も相性が良く、40代に推奨したいのが「グレー」との組み合わせです。
グレーという色は、白と黒の中間色であり、曖昧で都会的なニュアンスを持っています。
このグレーが、ピンクの過剰な甘さをスポンジのように吸収し、洗練された「大人の可愛げ」に変換してくれます。
実践例
ライトグレーのテーラードジャケットやウールのコートの中に、鮮やかなフューシャピンクのニットをインするスタイル。
グレーの持つ「真面目さ・堅さ」がピンクで緩和され、逆にピンクの「派手さ」はグレーで鎮静化されます。
オフィスでも「仕事ができるけど親しみやすい女性」を演出できる、最強の組み合わせです。

方程式② Pink × Black = モードな引き締め
ピンクの持つ「膨張感」や「ほっこり感」を、物理的かつ視覚的に断ち切ってくれるのが「黒」です。
甘い色に強い色をぶつけることで、甘辛ミックス(Sweet & Spicy)の状態を作り出し、意志のある大人の女性像を構築します。
実践例
くすみピンクのワイドパンツやプリーツスカートに対し、トップスとブーツを黒で統一するスタイル。
ピンクを「主役」として際立たせつつ、全体のアウトラインを黒でシャープに引き締めます。
「可愛い」ではなく「かっこいい」ピンクを目指すなら、迷わず黒を合わせましょう。

初心者はまず、グレーか黒、もしくは知的なネイビーで引き締めるのが正解への近道です。
「ピンク×グレー」の組み合わせは本当におしゃれに見えます。
男性目線で見ても、派手すぎず地味すぎず、品があって素敵だなと感じる配色No.1かもしれません。
シャギーニットやカーディガンの活用法
色は同じピンクでも、「素材(テクスチャー)」が変われば、相手に与える印象は天と地ほど変わります。
40代がピンクを着る際、色味と同じくらい、いえ、それ以上に慎重になるべきなのがこの「素材選び」です。
若い世代向けのファストファッションによく見られる、ペラペラとした薄い化学繊維(安価なポリエステルやアクリル)のピンクニットを想像してみてください。
これらは光を安っぽく反射し、体の肉感を拾いやすく、どうしても「チープ」に見えてしまいます。
大人の肌の質感と釣り合わず、結果として「無理して若作りしている」という痛々しさを生んでしまうのです。
そこで、40代の大人女性にこそ強くおすすめしたいのが、「シャギーニット」や「モヘア」といった、表面に起毛感のあるふんわりとした素材です。

なぜシャギー素材が大人に似合うのか?
- リッチなボリューム感
毛足の長い素材が持つ「空気を含んだようなボリューム」は、ピンクの持つ甘さを「大人の余裕」や「ラグジュアリーな温かみ」に変換する力があります。 - 肌のあら隠し
ふわふわとした質感は、光を乱反射させる「ソフトフォーカス効果」があります。
これにより、顔周りのシワやくすみを飛ばし、表情を柔らかく見せてくれます。 - 体型カバー
肉感を拾わないので、背中や二の腕のラインが気になる40代にとって、最強の体型カバーアイテムになります。
具体的な着こなしの例としては、ヴィンテージ感のあるデニムパンツに、くすみピンクのシャギーニットカーディガンをさらっと羽織るスタイルが鉄板です。
インナーには、白のTシャツやカットソーを合わせて、首元や裾から少しだけ白を見せる(サンドイッチ効果)と、抜け感が出て「頑張りすぎていないのにおしゃれ」な休日のスタイルが完成します。
「大人のピンクは素材で着る」。
この意識を持つだけで、コーディネートの格がグッと上がりますよ。
バッグや靴などの小物で取り入れる差し色
「記事を読んでも、やっぱり服でピンクを着るのは抵抗がある……」
「仕事柄、派手な服は着られない」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にこそ試していただきたいのが、バッグや靴、ストールなどの「小物(アクセサリー)」で取り入れる方法です。
これはファッションにおける「リスクヘッジ」の観点からも、非常に理にかなった戦略です。
戦略①:顔からの距離を利用する
ピンクが似合わないと感じる最大の理由は、顔周りに色が来た時の「顔色の変化」です。
しかし、顔から最も遠い「足元(パンプスやスニーカー)」や、手に持つ「バッグ」であれば、肌色への影響はゼロです。
つまり、どんなに鮮やかなショッキングピンクであっても、顔色を気にせず自由に取り入れられるのです。
戦略②:面積比率(5%〜10%)の魔法
全身を黒、ネイビー、グレー、ベージュなどの「ベーシックカラー(無難な色)」でまとめたとします。
これだけだと「地味」「無難」で終わってしまいますが、ここにピンクのミニバッグを一点投入してみてください。
たった5%程度の面積ですが、そのピンクが強力な「アクセントカラー(差し色)」として機能し、地味だったコーデが一瞬で「意図されたおしゃれなスタイル」に昇華されます。
暗く沈みがちな冬のコートスタイルや、マンネリ化したオフィスカジュアルにこそ、この小さなピンクが効くのです。

| アイテム | おすすめの取り入れ方 |
|---|---|
| パンプス | デニムやグレーのパンツの足元に。 スウェード素材なら派手すぎず上品です。 |
| ミニバッグ | アクセサリー感覚で持てる小さめサイズを。 ビビッドピンクでも可愛い。 |
| ストール | 顔映りを良くする「レフ板」として。 似合わないと思ったら外せばいいので気軽です。 |
ピンクの小物は、見ているだけで気分が上がる「お守り」のような存在にもなります。
まずはスマホケースやポーチなど、もっと小さなものから始めてみるのも良いかもしれませんね。
身ダークトーンの中に一点ピンクが入ると、すごく洗練されて見えます。
「おしゃれの引き算を知っている人」という雰囲気が漂いますね。
痛くない大人の粘膜リップの選び方
ファッションが決まったら、最後はメイクの仕上げ、リップです。
しかし、ここにも大きな落とし穴があります。
40代の唇は、加齢により痩せて薄くなり、縦ジワが増え、色自体もくすんできています。
この状態で、バブル時代を彷彿とさせる「青みの強いマットなピンク」や、若者に人気の「蛍光ピンクのティント」を塗ってしまうと、唇だけが顔から浮いてしまい、非常に不自然な若作り感が出てしまいます。
40代が選ぶべき正解は、ずばり「粘膜カラー(粘膜リップ)」です。
粘膜カラーとは、唇の内側の粘膜に近い、少し赤みや黄みを含んだ「ミルキーなピンクベージュ」や「ローズベージュ」のこと。
これは誰にでも似合う魔法の色であり、失われた血色感を自然に補ってくれる「擬似的な若さ」を作ることができます。
40代のリップメイク・3つの鉄則
- 色は「馴染ませ」重視
「色を乗せる」のではなく「血色を戻す」感覚で選んでください。
ベージュピンク、コーラルピンク、モーブピンクなどがおすすめです。 - 質感は「ツヤ」必須
マットなリップは縦ジワを強調し、老けて見えます。
オイル配合など、保湿力が高く、適度なツヤ感があるものを選びましょう。
ふっくらとしたボリューム感が戻ります。 - 塗り方は「オーバーリップ」
加齢で唇の輪郭がぼやけ、人中(鼻と唇の間)が伸びて見えるのが老け顔の原因。
本来の唇の輪郭より1〜2ミリ外側にリップを塗る(オーバーライニング)ことで、人中が短く見え、若々しい印象になります。
もし、どうしても鮮やかなピンクを使いたい場合は、スティックで直塗りするのではなく、指に取ってポンポンと馴染ませるように塗ってみてください。
輪郭をあえてぼかすことで「抜け感」が生まれ、派手な色もこなれて見えますよ。
KANEBO(カネボウ) ルージュスターヴァイブラント
「粘膜リップ」といえばこれ、というくらいSNSや美容雑誌で絶賛されているシリーズです。
独自の技術で、唇の動きに合わせてジェル膜が伸縮し、40代のしぼんだ唇を「むっちり」と肉厚に見せてくれます。
特に「V02 Classical Red」や「V09 Innocent Mood」あたりは、どんな肌色にも合う神カラーです。
ユニクロや人気ブランドで探す大人のピンク
「理論はわかったけど、結局どこで買えばいいの?」という疑問にお答えしましょう。
身近なブランドから、ちょっと背伸びしたいブランドまで、40代におすすめのピンクが見つかる場所をご紹介します。
① UNIQLO(ユニクロ) / GU(ジーユー)
まずはおなじみのプチプラから。
ユニクロでピンクを選ぶ際の注意点は、とにかく「素材」です。
化学繊維100%の安価なニットは避けたほうが無難ですが、毎年冬に出る「カシミヤ」や「プレミアムラム」シリーズのピンクは発色が非常に美しく、天然素材特有の上品な光沢があるので「買い」です。
また、ヒートテックやTシャツなどの「インナー」でピンクを取り入れ、ニットの首元や袖口からチラ見せするテクニックも、ユニクロなら手軽に試せますね。
② SACRA(サクラ) / MARIHA(マリハ)
「大人のためのピンク」を探すなら、国内のデザイナーズブランドもチェックしてみてください。
SACRAやMARIHAは、日本人の体型を知り尽くしており、40代が着ても無理のないカッティング(シルエット)が秀逸です。
特にワンピースやロングスカートは、動いた時の揺れ感が美しく、ピンクという甘い色を「ドラマティックな大人の色」に見せてくれます。
少しお値段は張りますが、自分への投資として一着持っておくと、長く愛用できるはずです。
③ Elura(エルーラ) / PLST(プラステ)
ショッピングモールなどで手に入りやすいブランドの中では、EluraやPLSTが優秀です。
これらはターゲット層を明確に「大人世代」に設定しているため、肌映りの良い色出しや、二の腕・お腹周りをカバーするデザインが豊富です。
「サイズが合わなくてピンクが痛く見える」という悲劇を回避できます。
40代がピンクを着ても痛いと言わせない正解
ここまで、40代のピンクコーデについて、理由、色選び、メイク、アイテムまで網羅的に見てきました。
長い記事にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
結局のところ、
「40代だからピンクはダメ」
「もう歳だから派手な色は着てはいけない」なんていうルールは、どこにも存在しません。
それは、世間の声ではなく、自分自身が作り出してしまった「呪い」なのかもしれません。
むしろ、経験を重ね、酸いも甘いも知って内面の深みが増した今の私たちだからこそ、ピンクの持つ「優しさ」「包容力」「多幸感」を、若さとは違うベクトルで表現できるはずです。
大切なのは、今の自分の肌質や体型(外見的現実)から目を逸らさず、それを受け入れた上で、最も美しく見えるトーンや素材を選ぶという「大人の戦略」です。

- 色選び
肌に馴染む「くすみピンク」「サーモンピンク」を選ぶ(青みパステルは卒業)。 - 配色
グレーや黒と合わせて甘さを中和し、知的に見せる。 - 素材
カシミヤやシャギーなど、リッチな素材感で大人の余裕を出す。 - メイク
ブラウンを仕込んで腫れぼったさを回避し、粘膜カラーで血色を足す。
これらの方程式さえ守れば、ピンクは決して「若作りの色」ではありません。
くすみがちな肌を明るく照らし、見ている周りの人の心まで温かくする、大人の女性のための最強の武器になります。
周りの目なんて気にしすぎず、鏡の前で「あ、今日の私、なんかいい感じ」と思えるピンクを、ぜひ見つけてみてください。
ファッションは、楽しんだもの勝ちですから。



