40代から始める自己肯定感を高める7つの習慣を実践した結果
「どうせ自分なんて…」が口癖になっていませんか?
仕事や人間関係で、ふと「自分には価値がないんじゃないか」と感じてしまう。
そんな悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
何を隠そう、私自身がそうでした。
この記事では、私が実際に自己肯定感が低い原因と向き合い、人生が変わった経験を基に、大人になってから自己肯定感を高める方法はありますか?という問いに答えます。
自己肯定感が上がる習慣は何か、そして自己肯定感が上がるとどうなるのか。
私が実践した具体的な方法をありのまま紹介したいと思います。
- 40代で自己肯定感が低くなってしまう具体的な原因
- 自己肯定感が高い人と低い人の特徴の比較
- 自己肯定感を高めることで得られる人生のポジティブな変化
- 僕が実践した、今日から始められる自己肯定感を育むための習慣
なぜ?40代の自己肯定感が下がるのか
- そもそも自己肯定感とは?
- あなたはどっち?高い人と低い人の違い
- 無意識かも?自己肯定感が低い原因
- 当てはまる?自己肯定感 低い 40代の特徴
- 人生が変わる!自己肯定感が上がるとどうなる?
そもそも自己肯定感とは?
まず、私たちが向き合う「自己肯定感」について、少しだけ認識を合わせておきましょう。
私も最初は「自信を持つこと」と少し混同していました。
自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、価値ある存在として受け入れる感覚のことです。
「自尊感情」とも呼ばれますね。
これは、何か特別な能力があるから自分を好きになる、という条件付きのものではありません。
自分の長所はもちろん、短所や失敗してしまう弱い部分も含めて「これが自分なんだ」と、まるごとOKを出してあげるような感覚です。
この感覚は、僕たち40代がこれからの人生を穏やかに、そして力強く生きていくための「心の土台」のようなものだと、今になって感じています。
自己肯定感のポイント
ありのままの自分(長所も短所も)を認める感覚。
自分の存在そのものを肯定する気持ち。
自信やナルシシズムとは異なり、自分の内面から湧き上がる感覚。
あなたはどっち?高い人と低い人の違い
「自分の自己肯定感って、実際のところどうなんだろう?」と客観的に見るのは難しいですよね。
私もそうでした。
以下の表で、自己肯定感が高い人と低い人の特徴を比較してみましょう。
以前の私は、見事に「低い人」の項目にすべて当てはまっていました。
項目 | 自己肯定感が高い人の特徴 | 自己肯定感が低い人の特徴 |
---|---|---|
思考パターン | チャレンジ精神旺盛で「自分なら大丈夫」と前向き | 失敗を極度に恐れ、「どうせ自分なんて」が口癖 |
困難への対処 | つまずいても「次に活かそう」と自然に思える | 一度の失敗で「自分はダメな人間だ」とひどく落ち込む |
他者との関係 | 他人の評価が気にならず、自分の意見を言える | 他人の視線が常に気になり、気を遣いすぎて疲れる |
意思決定 | 自分の信条や「好き」という感覚を大切にできる | 自信がなく、周囲の意見にすぐ流されてしまう |
こうして見ると、自己肯定感のあり方が、日々の仕事や人間関係にどれだけ影響を与えるかがよくわかります。
特に、自己肯定感が低い状態だと、何かあるたびに自分を責めてしまい、どんどん自信を失っていく…という負のスパイラルに陥りがちです。
私も、まさにその中にいました。
無意識かも?自己肯定感が低い原因

では、なぜ私たちの自己肯定感は低くなってしまうのでしょうか。
これも、一つの原因だけではないことがほとんどです。
私自身を振り返ってみても、いくつかの要因が思い当たります。
過去のネガティブな経験
子供の頃に親から言われた何気ない一言、学校での失敗体験、友人からの心ない言葉。
そんな過去の出来事が、心の傷となって「自分はダメなんだ」という思い込みを作ってしまうことがあります。
大人になったつもりでも、無意識のうちにその影響を引きずっていることは少なくありません。
周囲との比較
特にSNSが当たり前になった現代では、同世代の活躍や、友人たちの充実したプライベートが常に目に入ってきます。
他人の輝いて見える一部分と、自分の日常を比べては「それに比べて自分は…」と落ち込んでしまう。
この「比較のワナ」は、自己肯定感を下げる非常に大きな原因だと感じています。
私が子供の頃はSNSはありませんでした。
そうなると比較対象は同クラスの30人がせいぜい、多くても同学年の約200人。
しかしSNSではその対象人数が比ではありません。
従って上には上が山ほどいます。
しかも、SNSに上がる投稿は、何かで成功したという内容が殆ど。
失敗した体験を投稿するなんてほどんどないので、SNSばかり見ているとどうしても「それに比べて自分は…」と気分は落ち込んでしまいます。
完璧主義の傾向
「ちゃんとしなきゃ」「失敗は許されない」という気持ちが強すぎると、自分を追い詰めてしまいます。
100点満点を目指して、90点しか取れなかった自分を責めてしまう。
そんな完璧主義も、ありのままの自分を認めることを難しくしてしまいます。
思い当たる節はありませんか?
私の場合、特に「周囲との比較」が一番大きかったように思います。
でも、原因を知ることは、自分を客観的に見つめ直すための第一歩になります。
当てはまる?自己肯定感 低い 40代の特徴
40代というのは、人生の中でも特に自己肯定感が揺らぎやすい、特殊な時期なのかもしれません。
20代や30代の頃とは違う、私たち世代特有の悩みが、自信を失わせる原因になっているように感じます。
将来への漠然とした不安と体力の衰え
ある調査では「人生の幸福度の底は40代後半」とも言われています。
会社での責任は重くなる一方で、昇進の道がある程度見えてきてしまう。
親の介護も現実味を帯びてくる。
それに加えて、若い頃のように無理がきかない体力の衰えも感じ始める。
さらに独身の私は、「このままで、この先大丈夫なのだろうか…」という漠然とした不安を常に抱えていました。
職場で「NO」と言えない苦しさ
自己肯定感が低いと、自分の意見に自信が持てません。
本当は違うと思っていても、会議で強い意見が出ると反論できなかったり、自分の能力以上の仕事を「できません」と断れなかったり。
その結果、一人で仕事を抱え込んでしまい、心身ともに疲れ果ててしまう。
そして、そんな自分をまた責めてしまうのです。
人間関係での孤独感
プライベートでも、「こんな自分、誰にも理解されない」「本当の自分を見せたら嫌われる」といった思いから、深い人間関係を築くことを恐れてしまう。
表面的な付き合いはできても、どこか孤独を感じている。
そんな40代は、決して少なくないのではないでしょうか。
人生が変わる!自己肯定感が上がるとどうなる?

自己肯定感を高める努力は、決して気休めではありません。
これは大げさではなく、本当に人生の景色が変わるほどのインパクトがあります。
私自身が経験した、自己肯定感が高まったことで得られた変化をお伝えします。
起こった変化は、主にこの3つです。
- 心が穏やかになり、ストレスが激減した
他人の評価や言動に一喜一憂しなくなりました。
失敗しても「まあ、次があるさ」と受け流せるようになり、精神的に非常に楽になりました。 - 新しいことに挑戦できるようになった
「失敗したらどうしよう」という恐れよりも、「面白そうだからやってみよう」という好奇心が勝るようになりました。
行動することで、新しい出会いや発見があり、毎日が楽しくなりました。 - 人間関係が良好になった
自分を偽る必要がなくなったので、相手にも素直に接することができるようになりました。
その結果、相手を尊重し、信頼できる心地よい関係を築けるようになったのです。
一番大きな変化は、「自分の人生を、自分でコントロールしている」という感覚を取り戻せたことかもしれません。
誰かの価値観に合わせるのではなく、自分の足でしっかりと立っている。
この感覚こそが、40代からの人生を豊かにする鍵だと確信しています。
今からできる40代の自己肯定感を高める方法
- 大人になってから自己肯定感を高める方法はありますか?
- まずは運動から始める心と体のケア
- ポジティブ思考に転換するコツ
- SNS断ちなど悪習慣を見直す
- 自己肯定感が上がる習慣は?具体例を紹介
- まとめ:豊かな人生を送る40代の自己肯定感
大人になってから自己肯定感を高める方法はありますか?
ここまで読んでくださったあなたが一番知りたいのは、この問いへの答えだと思います。
長年染み付いた考え方のクセは、もう変えられないんじゃないか、と。
結論から言いますね。
答えは、「はい、何歳からでも高められます!」です。
私自身がその証明です。40代からでも、決して遅くはありません。
もちろん、魔法のように一瞬で変わるわけではありません。
しかし、これから紹介するような具体的な行動を、意識して、そして継続していくことで、あなたの心は確実に良い方向へ向かっていきます。
大切なのは、完璧を目指さないこと。
できそうなことから一つ、試してみる気持ちで読み進めてみてください。
まずは運動から始める心と体のケア

「自己肯定感を高めたいのに、なんで運動?」と不思議に思うかもしれませんね。
僕も最初は、心の悩みと体のトレーニングがすぐには結びつきませんでした。
でも、僕が最初に始めて、そして今も続けている最も効果的な習慣こそが、この軽い運動なんです。
なぜなら、心と体は密接に繋がっており、体を動かすことが驚くほど心の状態を安定させてくれるからです。
これは気分の問題だけでなく、科学的にも証明されています。
「幸せホルモン」で心を整える
僕たちの気分や精神の安定には、「セロトニン」という脳内の神経伝達物質が深く関わっています。
これは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、これが不足すると不安になったり、気分が落ち込んだりしやすくなるのです。
そして、このセロトニンを増やすのに非常に効果的なのが、「日光を浴びること」と「リズミカルな運動」。
つまり、朝日を浴びながらのウォーキングは、セロトニンを分泌させるための最も効率的な活動の一つなのです。
実際に、スポーツ庁もウェブサイトで、朝の日光浴がセロトニンを増やし、体内時計をリセットする効果について紹介しています。
「通勤時に10分歩く習慣をつけるだけでも脳に良い変化がある」と国が推奨しているくらいですから、試してみる価値は十分にありますよね。
(参照:スポーツ庁 Web広報マガジン)
睡眠の質を高め、不安な夜を減らす
40代になると、将来への不安で夜なかなか寝付けない…なんてことはありませんか?
私もそうでした。
朝の散歩は、この悩みにも驚くほどの効果を発揮してくれます。
朝の光を浴びることで、乱れた「体内時計」がリセットされます。
すると、その約14〜16時間後に自然な眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌が始まるように体がセットされるのです。
このおかげで、夜になると自然と眠くなり、睡眠の質がぐっと向上します。
生活習慣病予防から脳の活性化まで
心のケアだけでなく、もちろん体にも良いことずくめです。
ウォーキングが生活習慣病の予防や改善に繋がることは、多くの研究で明らかになっています。
例えば、厚生労働省は、健康のために1日8,000歩以上歩くことを推奨していますし、京都大学の研究では、たとえ週に1〜2日だけでも8,000歩以上歩けば、心臓や血管の病気による死亡リスクが低下するという結果が出ています。
今日からできる「お散歩ケア」の始め方
- まずは「10分」から始める:
いきなり1時間歩く必要はありません。
朝、家を出て5分歩いたら引き返す。
それだけで十分です。 - 完璧を目指さない:
雨の日や疲れている日は休んでOK。
「毎日やらなきゃ」と気負わないことが続けるコツです。 - 「歩けた自分」を褒める:
たった10分でも、「今日も歩けた!えらい!」と自分を褒めてあげてください。
この小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感を育ててくれます。
騙されたと思って、明日の朝、家の周りを少しだけ歩いてみませんか?
難しいことは考えず、ただ朝日を浴びて、新鮮な空気を吸い込む。
それだけで、きっとあなたの心と体に、小さな、でも確かな変化が訪れるはずです。
また軽いストレッチやヨガも効果的です。
寝る前に5分だけでも、体の緊張をほぐすストレッチを取り入れると、睡眠の質が上がります。
ポイントは「気持ちいい」と感じる程度でやめること。
「運動できた自分、えらい!」という小さな成功体験が、自己肯定感を育む第一歩になります。
騙されたと思って、まずは家の周りを一周歩くことから始めてみませんか?
ポジティブ思考に転換するコツ

私たち自己肯定感が低い人間は、無意識のうちに自分を責める「脳内反省会」を毎日開催してしまっています。
この思考のクセを、少しずつ変えていくトレーニングが必要です。
「できたこと探し」をする
一日の終わりに、今日「できなかったこと」ではなく、「できたこと」を3つだけ思い出してノートに書き出す練習です。
「朝、時間通りに起きられた」「苦手な上司に挨拶できた」「資料を1ページ進められた」など、本当に些細なことでOKです。
これを続けると、脳が「できたこと」を探すクセに切り替わっていきます。
また一年経ってノートを見返すと、できたことの内容がレベルアップしているのが解り、自信の成長を実感できました。
「自分もやればできるじゃん」という気持ちが芽生えるのです。
自分を褒める
「できたこと探し」で見つけたことを、声に出して「俺、よくやったな」「今日の自分、なかなかやるじゃん」と褒めてあげてください。
最初はものすごく恥ずかしいです。
私もそうでした。
でも、他人からの評価ではなく、自分で自分を認めてあげるこの行為が、何よりも自己肯定感を育てます。
SNS断ちなど悪習慣を見直す

あなたの毎日の中に、無意識に自己肯定感を下げている「悪習慣」が隠れているかもしれません。
私にとっては、それがSNSでした。
手放して楽になった習慣
- 目的のないSNS巡回
他人の成功や楽しそうな姿を見ては、勝手に落ち込む。
この不毛な時間から抜け出すために、僕はスマホからSNSアプリを削除しました。
驚くほど心に平穏が訪れました。 - 気の進まない飲み会
義理で参加していた飲み会をやめました。
自分の時間を大切にすることで、「自分の人生を生きている」という感覚が強まりました。
あなたの場合は何でしょうか?「つい見てしまうゴシップニュース」「長時間のゲーム」かもしれません。
その習慣をやめたらどんな良いことがあるか、一度想像してみてください。
手放すことで得られるものは、想像以上に大きいはずです。
自己肯定感が上がる習慣は?具体例を紹介
ここでは、僕が今も続けている、自己肯定感を安定して保つための具体的な習慣を紹介します。
どれも簡単なことばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。
自分との小さな約束を守る
僕が最も効果を感じたのがこれです。
正確に言うと小さな約束を守ると前述した「できたこと探し」を平行して行いました。
「朝起きたら水を一杯飲む」「寝る前に5分だけ本を読む」など、絶対に守れるレベルの小さな約束を自分と交わし、それを毎日実行するのです。
因みに私は、私が最初に実践したのは「朝の散歩」と「寝る前に5分だけ本を読む」でした。
先ほども紹介したように散歩の健康効果はたくさんありますし、読書は自分の知識になり、それが武器にもなり、メリットしかありません。
自分との約束を守れたことは「できたこと」としてノートに書きだします。
これを繰り返すと、「自分は決めたことを実行できる人間だ」という自己信頼感が揺るぎないものになっていきます。
この感覚が、自己肯定感の強力な土台となるのです。
感謝できることを見つける
これも定番ですが、効果は絶大です。
寝る前に、今日感謝できることを3つ思い浮かべます。
「今日も健康でいられた」「コンビニの店員さんが笑顔だった」「温かい布団で眠れる」など、当たり前の中にある「ありがたいこと」に意識を向けることで、「自分は満たされている」という感覚が育ちます。
言葉の力を借りる
朝、鏡を見たときに「今日もいい感じだね」「大丈夫、うまくいくよ」と自分に声をかけてあげます。
最初はバカバカしいと思うかもしれませんが、言葉は思考を作ります。
ポジティブな言葉を自分に浴びせ続けることで、本当にそういう思考に変わっていくのです。
色々と紹介しましたが、全部やろうとしなくて大丈夫です。
まずは「これならできそう」と思ったものを一つ、一週間だけ続けてみてください。
きっと、心の中に小さな変化が生まれるはずです。
まとめ:豊かな人生を送る40代の自己肯定感
- 自己肯定感とはありのままの自分を認める心の土台
- 40代は社会や家庭の変化で自己肯定感が下がりやすい時期
- 過去の経験や他人との比較が自己肯定感を下げる主な原因
- 自己肯定感が低いままだと仕事や人間関係で悩みやすい
- 自己肯定感が高まるとストレスが減り人生が楽しくなる
- 自己肯定感は何歳からでも意識的な習慣で高めることが可能
- 朝の散歩など軽い運動は心にポジティブな影響を与える
- 完璧を目指さず「できたこと」を探し自分を褒める練習が大切
- SNSなど無意識に自分を他人と比較する習慣を見直す
- 「水を一杯飲む」など自分との小さな約束を守り続ける
- 日々の当たり前に感謝することで満たされた気持ちになる
- 「大丈夫」と自分にポジティブな言葉をかける習慣を持つ
- 一度に全部やろうとせずできることから一つずつ試す
- 自分を責めず自分自身の一番の味方になってあげる
- 40代からの自己肯定感はこれからの人生を豊かにする最強のスキル
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