40代の前髪ありはおかしい?老け見え回避と似合う髪型の見つけ方を徹底解説
ふと鏡を見たときに、今のヘアスタイルが年齢に合っているのか不安になることはありませんか。
特に前髪を作るかどうかは、顔の印象を大きく左右するだけに勇気がいる決断です。
世間では40代の前髪ありは痛いとか若作りだなんて声も耳にしますが、実はその逆で、おでこのシワやくせ毛といったエイジングの悩みを隠し、面長や丸顔のバランスを整えてくれる頼もしい味方なんですよ。
年齢を重ねた今だからこそ、うねりを活かした似合わせヘアで、自分らしいスタイルを楽しむ前髪のセット方法を詳しく解説していきます。
- 40代で前髪を作っても「痛い」と思われない理由とメリット
- 年齢による髪の悩みやおでこのシワをカバーする具体的な方法
- 丸顔や面長など顔型別に似合う失敗しない前髪デザイン
- 美容院でのオーダー方法や翌日から使えるセットのコツ
40代の前髪ありはおかしい?老け見え回避のメリット

「40代で前髪を作ると、無理に若作りしているように見えないかな?」
そんな風に心配して、結局いつもと同じ髪型にしてしまう方は多いのではないでしょうか。
でも、実は40代こそ前髪を作るメリットが非常に大きい年代なんです。
ここからは、なぜ前髪が「おかしい」どころか、私たちの世代にとって強力な武器になるのか、その理由を深掘りしていきます。
痛いと言われる原因と若作りの境界線
インターネットで検索すると出てくる「痛い」という言葉、ドキッとしますよね。
私たち40代にとって、最も避けたいのが「若作り」だと思われてしまうことです。
では、なぜ前髪を作ることが「痛い」と結びついてしまうのでしょうか。
その原因を深く掘り下げていくと、実は前髪そのものが悪いのではなく、私たちが無意識に選んでいる「スタイルの古さ」や「年齢とのギャップ」に正体があることがわかってきます。
一つ目の大きな原因は、若い頃の成功体験を引きずってしまうことです。
20代の頃に褒められた「重めのぱっつん前髪」や、おでこを完全に隠す「フルバング」。
これらは確かに可愛らしいスタイルですが、40代の肌質や顔立ちに合わせると、どうしても違和感が生まれてしまいます。
年齢を重ねると、顔の輪郭や肌の質感が少しずつ変化し、柔らかさや落ち着きが出てきます。
そこに、直線的で重たい前髪を合わせると、コントラストが強すぎてしまい、「前髪だけが浮いている」状態、
つまり「カツラのような不自然さ」を生んでしまうのです。
二つ目の原因は、髪の質感の変化を見落としていることです。
40代になると、髪のツヤが減り、パサつきやすくなります。
そんな状態で、スタイリング剤もつけずに乾燥した前髪を下ろしていると、どうしても「疲れた印象」や「生活感」が漂ってしまいます。
これが「痛い」と言われる要因の一つです。
若々しく見せるつもりが、かえって老けて見えてしまうなんて悲しいですよね。
しかし、安心してください。
「若作り」と「若々しさ」の境界線は明確です。
それは「更新(アップデート)」ができているかどうか。
今のトレンドである「透け感(シースルー)」や「束感」を取り入れ、おでこを少し見せて肌の抜け感を作るだけで、前髪は一気に洗練された大人のアクセサリーに変わります。
「隠す」のではなく「魅せる」意識を持つこと。
これが、痛いと言わせないための境界線なのです。

注意したい「若作り」に見えるポイント
- おでこが全く見えない厚すぎる前髪
- ツヤがなくパサパサ乾燥した状態の放置
- 顔の輪郭を無視した直線的なカットライン
昔のアイドルみたいな重たい前髪は避けて、少しおでこを見せるだけで一気に今っぽくなりますよ!
大事なのは「今の自分」に似合わせることです。
おでこのシワや白髪隠しに効果的
40代の私たちを悩ませるエイジングサイン。
特に、ふとした瞬間に鏡で目に入ってしまう「おでこのシワ」や、生え際からチラチラと主張してくる「白髪」は、気になり出すと止まらないですよね。
これらの悩みを隠そうとして、ファンデーションを厚塗りしたり、頻繁に白髪染めを繰り返したりしていませんか?
実は、前髪を作ることは、これらの悩みを物理的かつ自然に解決してくれる、
最もコストパフォーマンスの良い美容法なんです。
まず、おでこのシワについてですが、これはもう説明不要かもしれませんね。
前髪があれば、物理的にシワを覆い隠すことができます。
ボトックス注射などの美容医療も一つの手段ですが、前髪ならカットするだけで、痛みもなく瞬時にシワを見えなくすることができます。
特に、表情豊かに話すときに浮き出る横ジワも、前髪の毛先がふんわりとかかることで、相手の視線からシャットアウトできるのです。
これは精神的な安心感にもつながり、人との会話もより楽しめるようになるはずです。
次に、意外と知られていないのが「白髪隠し」としての効果です。
白髪は、顔周りの生え際や、ぱっくり割れた分け目から目立ち始めることが多いですよね。
前髪なしのスタイル、特にセンターパートやオールバックは、この一番隠したい部分を無防備にさらけ出しているようなものです。
ここで深めの位置から前髪を作るとどうなるでしょうか。
頭頂部から前に向かって毛流ができるため、生え際の新生毛(伸びてきた白い部分)を上から自然にカバーしてくれるのです。
実際、ある調査によると、40代女性の髪の悩みの第1位は圧倒的に「白髪」だというデータもあります
(出典:LALA HAIR『40代女性に調査 今1番気になっている髪の悩みは?』)。
多くの人が悩んでいるこの白髪問題も、前髪というフィルターを一枚挟むだけで、次回のリタッチ(染め直し)までの期間を1週間、いや2週間ほど延ばせるかもしれません。
美容院に行く頻度を減らせれば、お財布にも髪のダメージケアにも優しいですよね。
| 悩み | 前髪なしの状態 | 前髪ありの効果 |
|---|---|---|
| 額のシワ | 常に露出され、 光の加減で影が目立つ | 物理的に隠れるため、 全く気にならなくなる |
| 生え際白髪 | 風が吹くたびに根元が丸見えになる | 上から毛束がかかるため、 根元が見えにくい |
| 分け目の薄さ | 地肌が透けて見え、 老けた印象を与える | 分け目をぼかせるため、 地肌が目立たない |

ボリューム不足を解消
「最近、なんだか髪がペタンとしてきた気がする…」
そんな風に感じることはありませんか?
40代になると、ホルモンバランスの変化や加齢により、髪の内部にあるコルテックスというタンパク質が減少し、髪一本一本が細く弱くなってしまいます。
その結果、トップ(頭頂部)のボリュームが出にくくなり、ヘアスタイル全体が寂しい印象になりがちなのです。
前髪なしのワンレングスやロングヘアを維持している場合、この問題はさらに深刻になります。
髪が長ければ長いほど、その重みで根元が下に引っ張られてしまうため、トップの立ち上がりがつきにくく、分け目がぺったりと張り付いてしまうのです。
こうなると、頭の形が四角く見えたり、顔の重心が下がって見えたりして、
いわゆる「老け見え」の原因となってしまいます。
ここで前髪を作ると、劇的な変化が期待できます。
前髪を作るということは、顔の上半分に「短い髪のセクション」を作ることを意味します。
短い髪は軽いので、重力に負けずに根元から立ち上がりやすくなります。
美容師さんがよく「トップにレイヤーを入れましょう」と提案するのはこのためですが、前髪を作ることも同じ効果を持っています。
前髪によってトップにふんわりとした高さが出ると、視覚的な重心が上に移動します。
これを「リフトアップ効果」と呼びます。
顔のたるみを物理的に引き上げるわけではありませんが、見る人の視線を高い位置に集めることで、顔全体が引き締まり、キュッと上がったような印象を与えることができるのです。
特に、分け目をジグザグにとったり、カーラーで根元を立ち上げたりするスタイリングと組み合わせれば、マイナス5歳見えも夢ではありません。
ボリュームアップのメカニズム
- 重さの軽減:
前髪部分を短くカットすることで、根元にかかる重力を減らす。 - 視線の誘導:
トップや顔周りに動きが出ることで、視線が上に集まる。 - 骨格補正:
頭頂部が高くなることで、頭の形が綺麗な卵型に見える。
トップがふんわりしているだけで、見た目年齢はマイナス5歳くらい変わります!
髪の元気がなくなってきたなと感じたら、まずは前髪カットが一番の特効薬かもしれません。
面長や丸顔のコンプレックスを前髪でカバーする

自分の顔の形、好きですか?
「顔が長くて間延びして見えるのが嫌」
「丸顔で太って見えるのが悩み」など、
誰しも骨格に対するコンプレックスを持っているものです。
実は、前髪のデザインは、こうした顔型の悩みを補正する「錯覚の魔法」のような力を持っています。
メイクでシェーディングやハイライトを入れるよりも、はるかに簡単で効果的な方法なんです。
まず、「面長さん」の場合を見てみましょう。
面長さんの悩みは、おでこから顎先までの距離が長く、顔全体が縦に間延びして見えてしまうこと。
ここで前髪なしのセンターパートにしてしまうと、顔の中心に長い縦のラインができてしまい、面長をさらに強調してしまいます。
正解は、前髪を作って「顔の縦の長さを物理的に分断する」こと。
目の上ギリギリのラインで前髪を作ることで、肌の露出面積が減り、顔の縦幅を短く見せることができます。
さらに、前髪の幅(ワイドバング気味)を少し広めにとることで、横のラインを強調し、縦長の印象を和らげることも可能です。
次に、「丸顔さん」の場合です。
丸顔さんの悩みは、顔の横幅が広く、幼く見えたり、ふっくらして見えたりすること。
ここで厚めのぱっつん前髪にしてしまうと、顔の上部が詰まって見え、横幅が強調されてしまいます。
正解は、前髪に「縦の隙間(抜け感)」を作ること。
シースルーバングでおでこをチラ見せしたり、センター付近を少し開けて肌を見せることで、縦のラインを強調し、スッキリとした印象を作ります。
さらに、サイドの髪(触角ヘアやサイドバング)を長めに残して頬の丸みを隠せば、理想的な卵型に近づけることができます。
| 顔型 | 悩みの特徴 | 前髪による解決策(似合わせの法則) |
|---|---|---|
| 面長 | 縦に長く間延びする 老けて見られやすい | 「横ライン」を意識する 前髪を作って縦の面積を削る。 やや幅広めにとり、横の広がりを作る。 |
| 丸顔 | 横幅が広く見える 幼く見える | 「縦ライン」を意識する シースルーで額を見せ、縦の抜け感を作る。 サイドバングで頬を削る。 |
| ベース型 | エラが張っている 男っぽく見える | 「曲線」を意識する カーブのある流し前髪で角を和らげる。 エラ周りに後れ毛を残す。 |
顔型別のアプローチ
- 面長
前髪を作って顔の出る面積を縦に短くする。 - 丸顔
シースルーバングなどで縦の抜け感を作る。
自分の顔型に合わせた前髪を見つけることが、あか抜けへの近道です。
美容師さんに「面長をカバーしたいです」と相談すれば、プロの視点でミリ単位の調整をしてくれますよ!
40代に似合う前髪は流しバングとシースルー

ここまで前髪のメリットをお伝えしてきましたが、「じゃあ具体的にどんな前髪にすればいいの?」という疑問が湧いてきますよね。
私が徹底的にリサーチし、実際に多くの40代女性が実践して成功しているスタイル、
それが「流しバング(斜め前髪)」と「大人のシースルーバング」です。
この2つは、失敗が少なく、誰にでも似合いやすい鉄板スタイルと言えます。
まず、「流しバング」について。
これは前髪を左右どちらかに流し、おでこに三角形の隙間を作るスタイルのことです。
なぜこれが40代に良いかというと、上品さと知性を演出できるからです。
おでこを全部隠すと重たく、全部出すと恥ずかしい…
そんな乙女心(大人心?)に寄り添う絶妙なバランスがここにあります。
流れるような曲線は、女性らしさを引き立て、目元の印象を優しく強調してくれます。
オフィスでも学校行事でも、どんなシーンにも馴染む万能選手です。
次に、「大人のシースルーバング」です。
「シースルーって若い子の流行りじゃないの?」と敬遠していませんか?
実はこれこそ、40代の救世主なんです。
ただし、若い子のようにペラペラの薄さにするのはNG。
40代向けのシースルーは、「適度な束感」と「程よい透け感」がポイントです。
前髪の量を減らして隙間を作ることで、顔周りがパッと明るくなり、くすみがちな大人の肌をトーンアップして見せる効果があります。
また、重たいボブやロングヘアに合わせても、軽やかさが生まれて一気に垢抜けた印象になります。
どちらのスタイルにも共通している成功の鍵は、「おでこを少し見せる」こと。
完全に隠蔽するのではなく、チラリと肌を見せることで、抜け感と余裕を感じさせる大人のスタイルが完成します。
美容院でオーダーする際は、「厚すぎず、少しおでこが見えるように」と伝えるのがポイントですよ。
おすすめスタイルの特徴
- 流しバング:
左右どちらかに流して、おでこに「三角ゾーン」を作る。
王道の美人スタイル。 - シースルーバング:
束感を作って隙間からおでこを透けさせる。
肌色が明るく見え、若々しい印象に。
どちらも「おでこを少し見せる」のがポイント。
重たくしないのが鉄則です。
年齢を重ねると、顔の悩みは「シワ」だけではありません。
「なんだか最近、頬骨が出っ張ってきた気がする」
「こめかみが凹んで、顔がゴツゴツして見える」
そんな骨格の変化に戸惑っている方も多いはず。
これは、顔の脂肪が減少したり下垂したりすることで起こる自然な現象ですが、鏡を見るたびに気になりますよね。
そんな骨格の悩みを一撃で解消してくれるのが、「ダブルバング」や「ひし形シルエット」を取り入れた前髪です。
ダブルバングとは、前髪を「中央部分(黒目の間)」と「サイド部分(目尻からこめかみ)」の2つのセクションに分けて考えるカット技法のことです。
中央は薄め・短めに設定して軽さを出します。
そして重要なのはサイドの部分。
ここを長めに残し、外側に向かって流れるようにカーブをつけてカットします。
こうすることで、気になっていた頬骨の張りや、こめかみの凹みをふんわりとした毛束が覆い隠してくれるのです。
このスタイルの最大のメリットは、顔の輪郭を理想的な「ひし形(ダイヤモンドシェイプ)」に補正できることです。
ひし形のシルエットは、人間の目が最も美しいと感じるバランスだと言われています。
顔周りの髪が頬にかかることで、顔の余白が埋まり、小顔効果も抜群。
さらに、フェイスラインに動きが出るため、華やかでエレガントな雰囲気を醸し出すことができます。
こけた頬をカバーしてふっくら見せたい方にも、エラ張りを隠してシャープに見せたい方にも、万能に対応できる魔法のカットなんです。
「顔の形が変わってきたかも」と悩んでいる方は、
ぜひ美容師さんに「顔周りの後れ毛を作って、骨格をカバーしたい」
と相談してみてください。
きっと新しい自分に出会えるはずです!
40代の前髪ありはおかしいと言わせない似合わせ術
「前髪あり」のメリットが分かったところで、次は実践編です。
実際に美容院でオーダーする際や、自宅でセットする際に気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。
これを知っておくだけで、「なんか変…」
という失敗を未然に防ぐことができます。
やってはいけないぱっつん前髪とNG例

さて、ここからは少し耳の痛い話になるかもしれませんが、失敗しないためには絶対に避けて通れない「NG前髪」についてお話しします。
特に注意してほしいのが、いわゆる「ぱっつん前髪」です。
若い頃や、あるいは個性的なアーティストの方には似合うスタイルですが、40代の私たちが安易に取り入れると、大事故につながる可能性があります。
まず、「一直線のライン」が持つ効果を考えてみましょう。
定規で引いたような真っ直ぐなカットラインは、視覚的に非常に強い印象を与えます。
これが顔の上にあるとどうなるかというと、対比効果で顔の下半分の「曲線」を目立たせてしまうのです。
つまり、フェイスラインのたるみ、ほうれい線のカーブ、顎周りのもたつきといった、私たちが一番隠したいエイジングサインを、残酷なほど強調してしまうのです。
また、ぱっつん前髪は「幼さ」の象徴でもあります。
大人の落ち着いた顔立ちに幼いパーツを無理やりはめ込むことになるため、「若作り」や「ちぐはぐ感」が出てしまいがちです。
他にも避けるべきスタイルがあります。
一つは「重め・厚めバング」。
頭頂部から大量の髪を前髪に持ってくるスタイルは、トップのボリュームを減らしてしまう上に、顔に影を落として暗い印象を与えます。
もう一つは「ペッタリ前髪」。
スタイリングをせず、おでこに張り付いたような前髪は、清潔感を損ない、生活感や疲労感を漂わせてしまいます。
髪のハリコシが減ってくる世代だからこそ、意識的にふんわりさせることが大切なのです。
40代が避けるべき「NG」前髪リスト
- ぱっつん前髪(フルバング)
直線ラインがたるみを強調。
モードすぎて服に合わないことも。 - 厚すぎる重めバング
若作り感が強く、顔色が暗く見える。
トップがペタンコになる。 - ノーセットのペッタリ前髪
貧相に見え、清潔感がダウン。
おでこの皮脂で束になるのもNG。 - きっちりセンターパート
顔の左右差や歪みを強調し、根元の白髪も目立ちやすい。
一直線のラインよりも、柔らかな曲線を意識するのが大人ヘアのコツです。
「可愛らしさ」よりも「上品さ」を優先すると、自然と似合うスタイルが見えてきますよ!
くせ毛やうねりを活かすセット方法
「若い頃は直毛だったのに、最近前髪がうねって決まらない…」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
実はこれ、加齢による頭皮のたるみが原因で、毛穴の形が変わり、髪にクセが出てきている証拠なんです。
でも、この「うねり」を敵だと思って、必死にストレートアイロンで伸ばそうとするのはちょっと待ってください。
無理に真っ直ぐにしようとすると、熱ダメージで髪がパサパサになったり、不自然な針金のような前髪になってしまったりします。
今のトレンドは、作り込みすぎない「ニュアンス」です。
40代のうねりこそ、このニュアンスを作るための最高の素材になり得ます。
発想を転換して、くせ毛を「パーマをかけたような動き」として活かしてみましょう。
例えば、うねる方向に合わせて毛先を少し外に流したり、バームやワックスを揉み込んであえてラフな束感を作ったり。
完璧に整っていない、その少しの「隙」が、大人の余裕とこなれ感を生み出します。
具体的なセット方法としては、まず前髪を濡らして根元から乾かす際に、指で左右に振るようにして生え癖をフラットにします。
その後、ストレートアイロンを使う場合は、温度を低め(140〜160度)に設定し、髪をギュッと挟まずに「滑らせる」ように通します。
最後に、米粒程度のヘアバームを指先になじませ、前髪の毛先をつまむようにして束を作れば完成です。
湿気でうねりが強く出る日は、スプレーでガチガチに固めるのではなく、前髪専用のマスカラタイプ整髪料などでアホ毛を抑える程度にするのがおすすめです。
うねり対策の極意
- 敵対しない:
うねりを「動き」と捉え、流し前髪に活用する。 - 熱を通しすぎない:
アイロンは低温でサッと通し、ツヤ出し程度に留める。 - 油分でコントロール:
乾燥するとうねりが強くなるため、バーム等の油分でコーティングして落ち着かせる。
完璧なストレートを目指さなくて大丈夫。
そのラフさが今のトレンドです。
「うねるから流しちゃおう!」くらいの軽い気持ちでスタイリングを楽しんでください。
ボブとショートヘアに合うデザイン
40代になってから、
「髪の手入れが大変だから」
「トップのボリュームが欲しいから」という理由で、
ロングヘアを卒業してボブやショートにする方が急増します。
実はこの「短めレングス」と「前髪」の組み合わせは、若見え効果最強のコンビネーションなんです。
髪全体の面積が小さくなる分、前髪のデザインが全体の印象をダイレクトに決定づけます。
まず、ショートヘアの場合。
ショートにするだけでリフトアップ効果がありますが、ここに前髪を合わせることで、顔の露出面積(肌色が見える範囲)がギュッと縮小されます。
これが驚くほどの「小顔効果」を生みます。
おすすめは、目にかかるくらいの長めの前髪を、サイドに自然につなげる「マッシュショート」風のデザイン。
ボーイッシュになりがちなショートも、丸みのある前髪があることで女性らしい柔らかさが残り、大人の色気を感じさせるスタイルになります。
次に、ボブの場合。
ボブは一歩間違えると「おかっぱ」や「こけし」のようになってしまう危険性があります。
これを回避する鍵が、前髪の「透け感」と「動き」です。
重たいボブに重たい前髪を合わせるのはNG。
前髪をシースルーにして軽さを出し、毛先を少しカールさせることで、ボブ特有の「面」の印象を崩し、軽やかな空気感をプラスしましょう。
また、少し長めの「うざバング」や、センターパートに近い「長めの流し前髪」にすると、
アンニュイで洗練された印象になり、カジュアルな服もきれいめな服も似合う万能ヘアになります。
ショート×前髪は最強の若見えコンビ。
思い切って短くするのもアリですね。
首元がスッキリするので、ピアスやイヤリングなどのおしゃれも映えるようになりますよ!
おばさんぽくない前髪を作るオーダーのコツ

「美容院に行ってみたいけど、なんて注文すればいいか分からない」
「思った通りの髪型にならなかったらどうしよう」…
そんな不安をお持ちの方も多いでしょう。
特に「おばさんっぽくしないでください」とは、直接すぎて言いにくいですよね。
でも、美容師さんにこちらの意図を正しく伝えるためには、いくつかの「魔法のキーワード」があります。
まず1つ目のキーワードは「透け感(シースルー)」です。
「前髪を作りたいんですけど、重くならないように透け感を出してください」と伝えましょう。
これだけで、昔ながらの厚い前髪になるリスクを回避できます。
2つ目は「顔周りの後れ毛(サイドバング)」です。
「結んだ時や耳にかけた時に、こめかみが出ないようにサイドの毛を作ってください」とオーダーします。
これで小顔効果と骨格補正が約束されます。
3つ目は「流しやすさ」です。「伸びてきても邪魔にならないように、横に流しやすいようにカットしてください」と伝えると、毎朝のセットが格段に楽になります。
そして、最も確実な方法は「写真を見せること」です。
「このモデルさんの前髪の感じが好きです」と画像を見せるのは、恥ずかしいことではありません。
むしろ美容師さんにとっては、お客様の好みが一目でわかるので非常にありがたいのです。
ただし、モデルさんの顔を見るのではなく、「前髪の薄さ」や「長さ」に注目して選ぶのがポイント。
「今の私の髪質でこれをやるとどうなりますか?」とプロの意見を聞きながら、
微調整してもらうのが成功への近道です。
オーダー時のチェックリスト
- 「重くならないように、おでこが透ける感じで」
- 「こめかみや頬骨を隠せるサイドの毛を作って」
- 「アイロンで巻かなくても、自然に流れるように」
- なりたいイメージ画像を見せて、自分の髪質で再現可能か相談する
美容師さんはプロです。
悩みを正直に伝えれば、骨格に合う提案をしてくれますよ。
「若く見せたい!」と素直に伝えるのも、実は一番伝わりやすかったりします。
ミディアムとロングヘアの老け見えしないセット法
「若い頃は自慢だったロングヘアも、なんだか最近決まらない…」と感じていませんか?
実はそれ、気のせいではありません。
ある調査によると、40代以降でロングヘアを維持している女性の割合は10%以下にまで激減するというデータもあります(出典:株式会社アデランス『ミドルエイジ女性の髪に関する意識調査』)。
これは、加齢による「うねり」や「ボリュームダウン」によって、綺麗なロングを保つ難易度が格段に上がるからです。
特に危険なのが、髪の重みでトップがペタンコになり、毛先だけが乾燥して広がっている状態。
後ろ姿が美しくても、正面から見た時に「疲れた生活感」が出てしまっては台無しですよね。
でも、諦める必要はありません。
「前髪」と「顔周りのつなぎ」を工夫するだけで、40代のロングヘアは劇的に垢抜けます。
まず絶対に取り入れてほしいのが、前髪からサイドの髪にかけての「レイヤー(段)」です。
前髪を独立させず、こめかみから顎ラインにかけて流れるようにカットしてもらうことで、顔周りに動きと華やかさが生まれます。
これが、重力で下がった顔の印象を引き上げる「天然のリフトアップ効果」を発揮します。
そして、毎朝のセットで必ず使ってほしいアイテムが「マジックカーラー」です。
コテで巻くのは技術が必要ですが、カーラーなら巻いておくだけ。
特に前髪とトップのボリューム出しには欠かせません。
忙しい朝の「ながら」ボリュームアップ術
- 根元を濡らす
寝癖や分け目がついている場合は、必ず根元を軽く濡らしてリセットします。 - 垂直に巻く
前髪を床と平行、あるいは少し持ち上げ気味にして、マジックカーラーを根元まで巻き込みます。 - メイク中に放置
この状態でメイクを済ませます(約5〜10分)。
ドライヤーの温風を10秒当て、冷風で冷ますとさらにカールが長持ちします。 - 後ろに流す
外す時は、カーラーを後ろ方向に引くように外すと、ふんわりとした立ち上がりが完成します。
最後に重要なのが「ツヤ」の仕込みです。
パサついたロングヘアは老け見えの主犯格。
スタイリングの最後には、ヘアオイルやバームを毛先中心に揉み込みましょう。
ただし、根元につけるのは厳禁!せっかく立ち上げたボリュームが潰れてしまいます。
手に残ったごく少量を、前髪の毛先にチョンチョンとつけるだけで、今っぽい束感とツヤが生まれますよ。
40代の前髪ありはおかしい不安を解消し自信を持つ

ここまで、40代の前髪について様々な角度からお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
私たちが恐れている「おかしい」「痛い」という評価は、実は「似合っていないスタイル」を選んだ時にだけ起こる事故に過ぎません。
正しい知識を持って、今の自分の骨格や髪質に合った前髪を選べば、それは決して若作りなどではなく、大人の女性の魅力を引き立てる「賢い戦略」になります。
おでこのシワを隠し、顔の輪郭を補正し、トップにボリュームを与える。
これだけのメリットがある前髪というツールを使わない手はありません。
「久しぶりに前髪を作るのは勇気がいる…」という方は、まずは長めの「流しバング」や、いつでも横に流せる「2WAYバング」から始めてみるのもおすすめです。
もし気に入らなければ、また伸ばせばいいだけのこと。
髪はまた伸びます。
失敗を恐れずに、鏡を見るのが楽しみになるような、新しい自分に出会ってみませんか?
前髪ひとつで、気分も表情もパッと明るくなります。
美容院を予約するその一歩が、毎日の笑顔につながりますように。

